こんばんはソムリエ寺田です。
今回は全英オープン等で男子プロ達が使用・活躍したテーラーメイドのドライビングアイアン。
テーラーメイド ツアープリファード UDI (taylormede tour preferred udi)
を購入したのでどんなクラブなのかレビューしたいと思います。
エクステリア(外観)は中空構造のアイアンにありがちな「ぼてっ」としたシェイプではなくモデル名に「ツアー」と記しているだけあってスマートなヘッド。
グースもそれ程付いてなく、この辺りもアベレージゴルファー層に向けたクラブではなくアスリートを意識したものになっているのが分かりますね。
アベレージゴルファーが
「ロングアイアンが難しいからUTを入れる」
と思ってこのクラブを入れると痛い目に合うので要注意です 笑
個人的にこの外観はスマートでカッコ良く凄く気に入ってます!
使わなくてもバッグに入っているだけで優越感に浸れる、そして眺めているだけでも美しいアイアンだと思います♪
実際自分もこのクラブはバッグインしていませんが手放すつもりは全くありません 笑
サイズは小さくはなく大きくもないサイズです。
打感は吸い付く様な打感ではなく弾き感のある打感で、その感触から
「飛びそうだなぁ」
と感じさせてくれます。
それとスピードポケット(ソールの溝)のお陰でフェース下部で当たってもクラブがある程度ボールを拾ってくれて通常なら極端なトップになる所をハーフトップぐらいに制御してくれます♪
ティーショットでは強力な武器になりそうですね!
ティーアップしていればハイヘッドスピーダーの上級者じゃなくても使いこなせそうです。
がセカンドショット等の地面から打つ時は、いくら中空アイアンだからと言って優しくはないです…
ドライビングアイアンの先駆けとなったツアーニーズから生まれたアイアン!
このクラブは2014年に発売されたアイアン。
それ以前ツアーで2番や3番アイアンを入れる選手は減り、代わりにウッド型のUT(ユーティリティ)を入れる選手が多数でした。
その時代の2番や3番アイアンは通常のアイアンセットの流れのアイアンであり速いヘッドスピードと高いミート率を誇る男子プロでもミスショットが起き、徐々に敬遠されるようになっていきました。
そこで簡単にボールが上がりミスを許容してくれるUTが台頭してくるのですが、海外男子プロが使うにはボールを高低左右に曲げる操作性と吹け上がらず推進力のあるボールが打ちずらいUTは選手が満足するとは言えませんでした。
特に風が強く低いボールがティーショットでも求められるリンクスコースでの戦いではボールが高く上がるUTは風の影響を大きく受ける為、プレーヤーの意図した所にボールを落とせずラフまで曲がったり風で押し戻されて極端に飛距離が落ちる問題がありました。
このUTのデメリットを解消する、そしてロングアイアンの難しさを解消する為にアイアン型のUTが登場したのです。
アイアン型のUTのメリットはロングアイアンの様にボールが吹け上がらずウッド型に比べ構造的にもバックスピンが少なく、しかし中空構造とやや広いソールにより打点のバラつきやトップ・ダフるといった時の許容性がある事でしょう。(アイアンに比べて慣性モーメントが高い)
正にPGAツアープロが求めていたクラブとなり現在(2020年)のUSPGAツアーではウッド型UTより圧倒的にアイアン型UTをFWとアイアンの間に入れる選手が多いです。
このアイアン型UTに挿すシャフトは100g〜120gの重量級カーボンシャフトを入れている選手が多いですね。
後に発売されるゴルフクラブ史上でもレジェンドクラブとなるP790はこのツアープリファードUDIが無かったら世に生まれる事は無かったでしょう。
このクラブをフォージド化、充填材の挿入で進化させたのがP790で、P790がツアーでも一般市場でも大ヒットしたのはまだ記憶に新しいですよね。
ちなみにドライビングアイアンとはティーショットで使用を前提とした飛距離追求型のアイアン。
通常のロングアイアンの様に操作性や小ぶりなヘッド、2打目で打つ事を前提とはしていません。
このモデルの
『UDI』
とは
”アルティメット ドライビング アイアン”
(Ultimate Driving Iron)
の略文字。
つまり究極の飛距離のアイアンって事ですね(^ ^)
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