こんにちは寺田です。
今回、日本ではあまり馴染みのない方もいらっしゃるKBS社のスチールシャフ『TOUR 105』をレポートして行きたいと思います。
↑一目でKBSと分かるデザイン
KBS TOUR 105試打インプレッション
KBS TOUR105を試打した感想は
「程よいハリ感があり中央部分の先がしなる、けれどチップ部はやや硬めで飛距離もコントロールも可能なKBSらしい高性能シャフト!」
です。
では具体的に解説していきます。
KBS TOUR 105 を試打して挙動、打感は
全体の剛性感は程よくハリ感があり弾くでも粘るでもなく艶のあるハリがある感じ。
しなり感は少ししなる程度で大きく「グワッ」とはしならない印象。
ただしバットからちょうどシャフトの真ん中までは結構硬くしなりもそんなに感じません。
この辺りでシャフト追従性を高めているんでしょうね。
KBS TOUR105はシャフトのちょうど真ん中のポイントから先端エリアの手前までがしなるポイントになります。
そこから先部分〜チップまではやや硬です。
シャフトを6分割するとチップから2・3番目のエリアが少ししなる感じですね。
BUTT 硬 → 硬 → 硬 → 普 → 普 → やや硬 TIP
でもしなりが遅れて来る訳ではなく小さく遅れずしなります。
この辺が絶妙!
KBS TOURと似た雰囲気を持ってますがイメージとしてKBSツアーのしなるポイントを少しだけチップ側にずらしたイメージ。
弾くでもなく粘るでもないフィーリングと弾道の高さを保ちながらコントロール性も犠牲にしない。
シャフトの追従性も良いので上級者が球筋を打ち分けるのも可能な操作性。
全てが高次元でバランスされているのは
「さすがKBS!」
でありキム・ブレイリーのシャフト作りの巧妙な所なんでしょうね!
↑KBSとはKim Braly Shaftsの頭文字
KBSのPGAツアーでの実績
テクノロジー的な事を話すとこのTOUR105もスタンダードなKBS TOURと同じく"エネルギー効率を最適化"と謳っているだけあってプレイヤーのパワーをロスなくボールに伝えてる感があります。
弾道は強いです。
なんでもステップの付け方が要因なんだとか。
品質の高さはPGAツアーでの使用者数がトゥルーテンパー(ダイナミックゴールドやプロジェクトX)、
日本シャフトに次ぐ3位という実績からも分かりますよね!
↑フィル・ミケルソン(photo by golfnetwork)
元々PGAツアーの選手はダイナミックゴールドがほとんどでプロジェクトXが少数いるアイアンシャフトのシェアだったのですが
ここ最近の12〜13年で日本シャフトとKBSがシェアを伸ばして来ました。
まぁKBSを作ったキム・ブレイリーさんもプロジェクトXを作った人ですからカリスマ職人ですよね。
アイアンシャフトやボール、パターは他のギアと違って一回気に入った物があるとツアープロって
なかなか変えない(変えずらい)道具なんですよね。
それ位ナーバスな部品です。
それでも明らかにデータが良くなったりフィーリングが良かったから
これだけシェアを伸ばせているんでしょうね。
ダイナミックゴールドは、もはやクラシックなフィーリングと打感ですが
KBSのシャフトを打つとテクノロジーの進化が分かる高い次元でのバランスを感じられると思います。
このKBS TOUR105は先中調子や中調子が合うゴルファーにはきっと満足できる結果とフィーリングがあると思います。
KBSシャフトを手に入れてミケルソンやローズ、ファウラーの気分になってみては!?
↑リッキー・ファウラー(photo by nypost)
↑ジャスティン・ローズ(photo by mygolfspy.jp)
では、良いゴルフライフを!
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